手紙の書き方「ありがとうの手紙」

書き出しは家族への感謝から始めます

今日まで、私を育ててくれてありがとう。
頑固で、わがままたくさん言って困らせてばかりだったけど、いつも辛抱強く見守ってくれて本当にありがとう。
家族や友人に恵まれ、29年間とても幸せでした。

お父さんとの思い出、印象、感謝などを書きます

お父さん、今日は尺八の演奏、どうもありがとう。
始めの頃はちょっとうるさいなあと思っていたけれど、マイ尺八を持ち歩き、朝から晩まで、どこでも一生懸命練習していたね。
そんな頑張りを家族以外の皆さんに見てもらいたくて、演奏をお願いしたんだよ。本当にありがとう。

そんな父、そして母にこの場を借りて、普段言えない気持ちを言いたいと思います。

昔から自分よりも家族のことを一番に考え、働き者で、人の悪口や仕事のぐちを言わない所、尊敬しています。
娘の私は顔は似ているけれど、心の広さがもっと似ていればよかったなあと思います。

家族旅行、エピソードなど

小さい頃は、いろいろな所へ連れて行ってくれたね。
海やキャンプ、どれも大切な思い出です。

仕事の都合で、私が中2のときからずっと単身赴任していたね。
でも一緒に住んでいなくとも、まめに父が実家にきていたから全然離れている感覚がなかったよ。
たまにくれる長文の励ましメール。
返事しなかったり、短い返事だけだったり、ごめんね。でもしっかり読んでいます。

体調面などいたわりの言葉

今年60歳になって、もう若くないのだから、これからは、お酒はほどほどにして、仕事を無理しないで下さい。
膝が痛かったり、身体の不調があったりしたら無理しないで休んで下さい。
そして、仕事の区切りがついたら長野に戻ってゆっくり暮らしてほしいと思っています。

お母さんへ日ごろの感謝

お母さん。昔からいつも元気で、言いたいこともはっきり言えるところ私も見習いたいと思っていました。
父同様、働き者で、どこでも器用に仕事をこなし、家事も両立していましたね。

日々の生活が当たり前すぎて、ろくに手伝いをせず、「ありがとう」の感謝を伝えることもしなかったのに、
ごはん、洗濯、掃除、その他家のこと、文句言わずにやってくれていたから、私は不自由することなく、
大きい病気もすることなく、のびのび生きてこられました。

何気ないちょっとした事などを書きます

私の好きな食べ物は毎日のように用意してくれてありがとう。
小学校のときメロンパンにはまって、いつも食べていたね。
今でも肉付きよく、とことん健康体なのは母のおかげです。伝えるのが遅すぎたけれど、今改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

それと同時に、今まで心配ばかりかけて、ごめんね。
昔から不器用で、人付き合いが苦手な私は、くよくよ悩んでばかり。
そんなとき、いつも相談を聞いてくれ、アドバイスや叱咤激励をもらっていました。

特に今回、仕事を変えること。結婚が決まって、地元を離れること。
1年もの間、ぐずぐずと悩んでいる私に「もっと好きに生きなさい。大丈夫だよ!」
と肩を押してくれて、一歩進むことができました。
自分が選んだ新しい道が、これでよかったと思えるように、精一杯やってみるので、これからも元気で見守ってね。

二人への感謝とこれからの家庭、豊富など

私は父と母の娘で本当によかった。結婚しても、私は二人の娘です。
そして温かい家族に囲まれて育ったことを心から感謝しています。

これから少しずつ恩返ししていきたいので、いつまでも健康で元気でいて下さい。

まだまだ未熟な私ですが、これからは二人でゆっくり穏やかに、自分達らしい家庭をつくっていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今日まで本当にありがとうございました。