昔のアルバムを開くと

お父さん お母さん
ずっと先のことと思っていたこの日を今日迎えることになりました。

お父さんとの思い出

昔のアルバムを開くと、今の私よりも若いお父さんが、
誇らしげに嬉しそうに私を抱き、側ではお母さんがやさしく笑っています。

お父さん。休日には、仕事で疲れていたのに、お母さんと私たちを車に乗せて、よく旅行に連れていってくれましたね。
今でも家族で旅行や食事にいくのがごく自然なことなのは、昔からのそういった思い出がたくさんあるからだと思います。

いつも海外の出張ではたくさんのお土産を買ってきてくれましたね。
そして、その日は海外出張の話をよく聞かせてくれて、私も外国に行きたい、国際的な仕事をしてみたいと思うようになりました。
普段は憎まれ口をたたくけど、いつも私のことを思い、私がすることを尊重し応援してくれてありがとう。

お母さんとの思い出

お母さん、いつも自分のことのように私のことを考え、一番近くで助けてくれましたね。
幼い頃からアトピーだった私のために、いろいろな人からいい薬やお医者さんのことを聞き、食事療法をしてくれました。
小学校の裁縫の時間には、左利き用の裁ちバサミを用意してくれ、不自由のないようにしてくれました。

大人になってからは、ニ人で旅行にいったり、ショッピングや食事など、友達同士のようにいろいろなことを楽しみましたね。
一緒に行ったハワイ旅行はいい思い出です。
3人の子育ては本当に大変だっただろうけど、いつも笑顔で元気なお母さんがいるだけで、家の中が明るくなります。
これからは趣味の太極拳を続けて、いつまでも健康でいてくださいね。

兄弟への感謝

透、康次、今ではすっかり頼もしくなって私は安心してお嫁にいけます。
ニ人がいてくれて本当によかった。
これからも二人仲良く、そして時には私たち夫婦も交えてみんなでごはんでも旅行でもご一緒しましょうね。

二人のこれからの思い

私は健一さんと巡り合えて、本当に幸せです。
健一さんはやさしく、思慮深く、心の温かい人です。
これからは二人で思いやりの心を持ち、明るく和やかな家庭を築いていきたいと思います。

お父さん、お母さん、31年間お世話になりました。
これからも人生の先輩として、私たちを見守っていてください。
一生懸命育ててくれて本当にありがとう。
感謝を込めて。